コラム

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今はむかし~東洋亜鉛跡地の変貌

2023/04/15

江戸川区平井6丁目、旧中川の畔に住友不動産による全319邸の大規模レジデンス「シティハウス平井」が完成、「東京に、新しい豊かさを。」とのキャッチコピーで売り出され、いよいよ入居が始まるようです。

この地は、当社のルーツでもある東洋亜鉛㈱の発展の地として昭和6年から始まり、戦争中の空襲の焼失からも復興を遂げ、令和2年の3月までおよそ90年にも及ぶ長い歴史を歩んできた場所であります。亜鉛という金属をリサイクルする工場として、昭和30年代には多い時で100人近くの工員さんが働いていたほど盛況でした。ちょうど今から3年ほど前にこの地を後に工場および営業所は千葉県市原市へ、本店は当社とともに平井3丁目のテナントビルに移転しました。

今はむかし、この場所にこんな立派なマンションが建つとは想像もつかなかったことですが、すっかり町並みにはとけ込み、これから新しい人たちが生活する様になり新たな歴史が始まっていくことで平井の町のシンボルになっていくことでしょう。

ここに工場があったことを知る者は少なくなっていくでしょうが、「新しい豊かな町」へ発展していくことを祈っております。

平成10年ころ

 

昭和30年ころ

 

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