暑さ負債
2023/09/05
今年の暑さは異常ですよね。
最高気温が30℃代前半だと、今日は少し涼しいかな?と、感覚までおかしくなってきてしまいます。
地球温暖化がまねいた高温は、これから毎年続きそうで困ったものです。
暦の上では秋を迎えた9月ですが、猛暑の影響でストレスや疲労はかなり溜まっており、最近は暑さ負債と言うそうです。
高温は心を、多湿は脾の疲弊を招く事は以前のコラムでご紹介しました。
現代医学的に言うと、自律神経の乱れも要因の一つです。
自律神経は、活動時に働く交感神経と、リラックス時に働く副交感神経があり、バランスをとっています。
あまりの高温や急激な気温変化に、自律神経とコントロールしている脳に大きな負荷がかかり疲労してしまうのです。
すると免疫力低下や食欲不振、不眠、イライラや便秘、めまいなど自身の弱い箇所に特に不調を起こしてしまいます。
溜まった疲れはまさに未病状態。放っておくと何だかの病気になってしまいかねない身体からの危険信号なのです。
そこで簡単に出来る予防法を幾つかご紹介します。
〇味噌汁を飲む
こまめな水分補給はよく言われる事ですが、汗をかくと失われるマグネシウムやナトリウム、カリウムを補給出来ます。
海藻や野菜を入れればミネラルやビタミンも摂れますし、具材を工夫すれば様々な栄養を摂る事が出来ます。
温かい味噌汁は胃腸の疲れや自律神経が休まります。
〇鶏のむね肉を摂る
脾にも優しく、気を補う鶏肉
なかでも抗酸化成分が多く含まれている鶏むね肉がおすすめです。
むね肉のぱさぱさ感を気にする方もいらっしゃいますが、塩麹に少し浸ける事で酵素の力で柔らかくしっとり美味しく頂けますし、更に栄養価も高く消化にしやすくなります。
鶏むね肉の生姜塩麵漬け海南ライス風
この他にも、室内外の気温差を出来るだけ防ぐため、冷房にサーキュレーターを併用したり、
日傘や帽子、サングラスなどで紫外線対策などもしつつ 暑さからくる疲労からご自身や家族の健康を守っていきましょう!!