コラム

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醤油の話

2023/11/14

皆さん醤油はお好きですか?好きも何も、私達日本人の食生活に欠かせない存在ですよね。これから数回に分け、醤油について色々とご紹介していきたいと思います。

定義(JAS規格)醤油とは、大豆と小麦を原料とする醤油麹に食塩水を加え、発酵させて絞った液体調味料である

 

 醤油の種類と製造方法

  JAS規格により、種類・製造方式・等級などで分類されます。

  種類は5つに分類されます。

  •  濃口醤油

      全国の醤油生産量80%以上を占める(塩分濃度 約16~17%)/関東地方

  • 淡口醤油

      抑えめの色と香りが食材の持ち味を生かす(塩分濃度  約19%)/関西地方  

  • たまり醤油

        大豆を長期熟成させた濃厚な味と豊かな風味(塩分濃度 約17%)/東海地方  

  • 再仕込み醤油

     生醤油を使って熟成する二度仕込みの濃厚な味(塩分濃度 約17%)/山陰地方  

  • 白醤油

       料理の色が映える琥珀色の透明な醤油(塩分濃度 約19%)/愛知県   

 

  製造方式では3つに分類されます。

  • 本醸造     醤油のうま味を大豆や小麦から醸造によって作り出した醤油
  • 混合    濃口醤油に添加物を混合した醤油(九州  甘口醤油)
  • 混合醸造  濃口醤油に添加してから醸造した醤油  (九州  甘口醤油)

  

      等級はアルコールと窒素量の違いにより決められます。(全窒素分が高い方がうま味が強い)

  ◇ 特級  ◇ 上級   ◇ 標準

この様に様々に分類され種類豊富な醤油は、日本の伝統的な発酵調味料であり、古来より日本人の主要なたんぱく源として重宝されてきました。大豆のうま味が凝縮された、使い道も豊富な万能調味料です。

次回は歴史と魅力についてご紹介します。

仕込み中の醤油麹

自家製生揚げ醤油

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